株式会社ソシャル企画さんは大阪府下を中心に美容サロン6店舗・
フォトスタジオの経営を始めとして
スクールやウエディング企画・モデル事務所等も手がけられています。

【スタッフである美容師さんが幸せを感じる
居心地の良いお店作り】を第一に考えられていて、
美容業界には、まだまだ少ない社会保険制度・
完全週休2日制を取り入れられ、社員満足度を
大変重要視されている会社です。

そのソシャル企画様の全体朝礼を見学させていただきました。
全体朝礼は、毎月1回朝8時半から大阪の京橋にある
サロン【edu.】で行われています。

廃墟風水路橋をモチーフにし、
古代の詩情あふれる風景式庭園を演出。
中世ヨーロッパを感じさせる
『リバーカントリーガーデン京橋』に【edu.】はあります。

開始時間の5分前
「全員揃っているようだったら始めましょう」
という山縣正憲社長の声で1分間スピーチが始まりました。
全体朝礼の数日前に『今月のテーマ』が
社長から発表されるそうです。
そして全員が、そのテーマに沿った1分間スピーチをします。

今月のテーマは『お客様とは』
1年生から順番に前に立ってスピーチしていきます。
かなり緊張してる様子・・・

「早くお名前と顔を一致させるようになりたい」

「楽しいだけじゃなく深い話を出来る関係になりたい」

「お客様は自分を成長させてくれる人です」

「お客様の一言で嬉しかったり落ち込んだりするので
自分もお客様に良い影響を与えられる存在になりたい。」
全員のスピーチが終わり、社長・先生(奥様 山縣喜代子さん)が
お話しをされ、いよいよ各賞の発表です。
・シャンプーの指名が多かった人の『シャンプー賞』
・新規のお客さんの数を競う『スタイリスト賞』
・チラシ配りでの来客数『営業賞』
・前月の全体発表で一番良かったスピーチの人に『社長賞』
各賞の表彰をして全体朝礼は終わりました。
約30分。
スタッフさんは、朝礼が終わるとすぐに解散し、
各店舗の開店準備へと急いで行かれます。
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山縣正憲社長にお話しをお伺いしました。

私ども美容業の性格として、売上の約60%を人件費が
しめております。 他の産業と比べ、これは人が財産であり
誤解を恐れずに申し上げれば仕入れ商品、
すなわち製品と言わざるを得ません。
このことから、全ての政策を、人を教育するまたは、
いかに住みよくするかに力を注いでおります。
他社に先駆け、私どもは何も自慢・主張することはありませんが、
美容業界における社会保険の完備、週休二日制の徹底等、
他店では真似の出来ない福利厚生政策を推進してまいりました。
その為に、出店内装等お客様側からすれば
不満足の状況にあるかもわかりませんが私としては社員の福利厚生の
充実そのものが第一の運営使命だと確信しております。
その線上から、各運営もスタッフ中心の運営を心がけており、
経営者がああしろ・こうしろと言うのではなく
自発的に意見を言い、運営をするという雰囲気作りに邁進しております。
Q.1分間スピーチをするようになったきっかけと、目的をお聞かせ下さい。
A.月一回の全体朝礼の件につきましては、
上記の考えより私が檄を飛ばすのではなく
スタッフが自分の意見を主張するという方向に変えて、
約3年たちました。
Q.スタッフさんのスピーチをお聞きになってどう思われますか?
A.やはりベテランのスタッフは、はっきり主張をするようになり、
一年生とは格段の差が出てきております。
Q.1分間スピーチをするようになって変わったと感じられることはありますか?
A.この頃やっと少しずつ感じる様になりましたことは、
自主的に行事やメニューを決めるなど事務所主導の
運営とは違う方向性がやっと見えてまいりました。
Q.テーマはどのように決められていますか?
A.会議の約3~4日前に私の方から議題として示唆致します。
サービス業は即興性(言葉・知識・技術)が求められており、
議題を渡して長々と考えるのではなく常にお客様に
相対している時の緊迫感で議題の示唆を致しております。
面白いことに、当然毎回全ての人たちの発表が違い、
私どもにとっては成長の進化の材料とさせて
頂いております。
常日頃そうなのですが、私たちはやっているのではなく、
させて頂いているという感謝の気持ちと前向きな精神を
忘れないようにする事が、最大の生きていることの義務だと思っております。
その気持ちから全体朝礼の方法も
「山縣が意見を言う」のではなく、「スタッフ全員が主張を述べ」
そこに向かって全員で方向性を決定させるという
方針を取らせて頂いております。
私の信条は、お客様はスタッフだと思っております。

奥様の山縣喜代子さんは、
4/26~5/10 3回に渡ってラジオ出演(ラジオ大阪 VIP-amazing.com)されたり、
『関西で活躍する女性輝く50人』にも紹介され、美容家として大活躍されています。
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全体朝礼を見学させて欲しいとお願いした南森町店の蘭(あららぎ)店長・スタッフさん達にもお話しをお聞きしました。

Q.今までに1分間スピーチでどんなテーマがありましたか?
A.前回は『今の自分がお客様に何が提供できるか』
新入社員が入ってきた月は『自己紹介と1年に対してのアドバイス』でした。
Q.社長賞はどうやって決まるんですか?
A.1分間スピーチで誰が一番良かったのかを3週間後に投票するんです。
Q.なんで3週間後?そんなに間隔が空くと忘れてしまいませんか?
A.スピーチの内容と実際の行動の両方を見るんです。
スピーチは立派だったけど、言ってる事とやってる事が全然違う・・・
って人は投票されないってことなんです。
Q.普段は違う支店で働いている人達が
どうやってお互いの行動を見るんですか?
A.支店同士ヘルプに入り合ったり、会議があったり
月曜日にレッスンがあるので、全く会わないって事はほとんど無いですね。
新人は、1年間は担当店が決まらず、各支店を3ヶ月毎に回るんです。
それは店をお客さんの立場で見て、店長にフィードバックして
店舗の良い点は伸ばして悪い点は直すこともその目的のヒトツだと聞きしました。
Q.1分間スピーチをどう思いますか?
A.とても緊張するけど、他のスタッフの普段は聞けない本音
(この人、こんな風に考えているんだ~)が聞けて嬉しい。
普段は考えない事を考える時間ができるので良いですね。
自分とは全く違う考え方や意見もあるので色々と気付かされます。
Q.賞をもらった感想は?
A.自分の今までやっていたことは間違いじゃなかったんだって
すごく自信につながりました。
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このソシャル企画さんの表彰の素晴らしいところは数字や技術という『結果』の表彰だけでなく、『考え・思い・行動』に対しての表彰があるところです。
新人もベテランも平等に全員が表彰されるチャンスがあり
『社長賞』という名前なんだけど、社長さんが決めるのではなく、
スタッフの投票によって決められ、
スピーチだけでなく、その後の行動までも評価対象になっている。
表彰というと、営業の数字や技術にスポットが当たられがちですが、
それ以外の行動という部分での頑張りを褒める機会作りこそ大事だと思います。
とても勉強になりました。
山縣社長・山縣先生・スタッフの皆さん、お忙しい中ありがとうございました。